ガントチャート

ガントチャート(Gantt chart)とは、プロジェクト管理や生産管理などで用いられる表(線表)の事です。
ガントチャートは土木・建築や製造業の工程管理では広く一般に用いられており、横線式工程表、横線工程表と呼ばれます。工事現場やITプロジェクトの世界、ソフト開発などのプロジェクト管理にも使われています。
いわゆる専門的な仕事むけのスケジュール管理の方法です。バーチャート、線表(せんぴょう)ともいいます。
ガントチャートは縦軸に人員や作業内容を置き、横軸に日時(時間)をとって、作業の開始日から完了日までの期間を横棒で視覚的に示しています。
各作業の開始時期・終了時期が把握しやすく、工場などで人員や工程の管理などに利用され、作業管理者にとってとても有効な進捗管理方法として知られています。
ただし、多数の作業が複雑に入り組んだ工程を計画・管理しようとすると、作業相互の依存関係が分かりづらく、管理の重点ポイントがどこにあるかをつかむことが難しいという欠点もあります。
また、ある特定の作業の進ちょくが遅れた場合に、それが全体にどのような影響を及ぼすかについて予測することが難しく、実施段階に入ってからの計画変更や状況変化に対して柔軟性に欠ける面もあります。
しかしながら、ごく普通のビジネスでも、複数の作業を同時並行で処理しながら、ゴールに向かう仕事は多いでしょう。
複数のスタッフが関わってくると、やはりガントチャートを上手に使っていくのがベストではないでしょうか。
また、個人の仕事でも、大きな目的に向かって、色々な作業を平行で行うことが結構ありますよね。この場合にもガントチャートを作ると作業の進捗がつかみやすくなります。
例えば、何かの資料を作って印刷に回して、配布するといった一連の作業では、資料が作成できなければ、印刷には回せない、さらに印刷物が届かないと配布ができない。つまり、作業が連なっている。
さらに、封筒を注文したり、アルバイトさんを依頼するなど、同時平行して進めなけらばならない作業がたくさんもあります。このような作業を、日常的にこなしている人も多いでしょう。
こんなときに、ちょっとしたガントチャートを作成すると作業がスムーズに運び、いまどの時点なのか、次はなにを準備しなければならないのかということが把握できて、心理的にも余裕ができ、作業効率がよくなるでしょう。
ウェブ上でガントチャートが作られるサイト「Gantto」
「Gantto」は、ガントチャートがウェブ上で作れるサイトです。いまのところデモページしか使えませんが、なかなか良さそうです。
まだβリリースですが、一通りの機能は備わっています。
英語サイトですが、大体の感じで操作はわかります。
作ったガントチャートは、画像として保存できます(表示している部分をキャプチャ)。
左側にタスク一覧、右側がチャート部分になります。色は、自分で自由に選択できます。
使い方が動画で説明されています。
正規版が出されたら、使ってみたいサイトです。